カテゴリー: つぶやき

  • 就労移行と“出席のプレッシャー”

    こんにちは。江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。

    就労移行に通い始めると、「毎日行かなきゃいけないのかな…」と不安になる方が少なくありません。学校のように皆勤を求められるイメージを持っていると、休むことに強い罪悪感を抱いてしまうこともあります。

    でも、就労移行は学校ではありません。
    「毎日必ず通う」ことが目的ではなく、働く準備を整えるために“自分に合ったペース”で通うことが大切なのです。

    週に2日から始めてもいいし、午前中だけの通所からスタートしても構いません。徐々に時間や日数を増やしていくことが、将来の安定した就労につながります。

    私たち支援員にとっても、休んだからといって「ダメ」ではなく、むしろ「なぜ休んだのか」「どうすれば次に安心して来られるか」を一緒に考える機会になります。

    出席はプレッシャーではなく、ステップ。
    毎日でなくても、自分のペースで積み重ねることが、確かな成長につながります。

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  • スクラッチアートで“無”になれた日

    こんにちは。江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。

    今日のプログラムはスクラッチアート。
    黒いシートをカリカリ削っていくと、下から色が出てくる、あれです。

    最初は「どんな絵にしようかな」とか「きれいに仕上げたいな」とか、頭で考えていたんですよ。けれど、削りはじめると、だんだんどうでもよくなってきて…。ただペン先を動かすことに集中してしまう。

    カリ、カリ。
    単純な音と感触が気持ちよくて、気づけば無心。
    横で「楽しい!」って声が聞こえても、返事を忘れるくらい。

    不思議ですね。
    普段はあれこれ考えてしまうのに、スクラッチアートをしている間だけは頭が空っぽになれる。
    うまく描けるかなんて気にしない。ただ削るだけで、ちょっと心が軽くなる。

    終わって振り返ったとき、「あぁ、こういう時間って必要なんだな」と思いました。
    作品そのものよりも、“無になれた自分”が残った感じです。

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  • プラバン2回目

    こんにちは。江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。

    みんな、プラバンの扱いにもだいぶ慣れてきている。描き方や切り方もスムーズで、「この色は透けてきれいですよ」とか「丸く切るとかわいいです」なんて、アドバイスまで飛び交う。

    オーブントースターの前に集まるのも、もうお決まりの光景。熱でくるんと丸まって、小さく縮んでいく板を見つめる時間は、やっぱり盛り上がる。思わず「おおー!」と声が出るのは変わらない。

    出来上がった作品をテーブルに並べると、自然に笑顔や会話が広がっていく。「これ名札に使えそう」「こっちはストラップにしようかな」。それぞれの工夫や発想を見せ合うやりとりは、ちょっとした展示会みたいだ。

    就労移行のプログラムの中で、こうした創作の時間は肩の力を抜ける瞬間でもある。集中して作業する練習にもなれば、何より「できた!」という手ごたえを実感できる。

    小さなプラバン一枚に詰まっているのは、技術だけじゃない。みんなで一緒に取り組んだ、その過程そのものが、次へ進む力になっていく。

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  • UNOで学ぶコミュニケーションと感情コントロール

    こんにちは。江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。

    今日のプログラムでは、みんなでUNOをしました。カードを出すというシンプルな動作の中に、就労に役立つポイントがいくつも隠れています。

    まずはコミュニケーション。順番を確認する声かけや、「やった!」「あー!」といった自然な反応が、場を和ませます。普段は口数の少ない方も、カードを出す場面では思わず笑顔になったり、一言声を発したりする。そうしたやり取りが人間関係をつなげるきっかけになります。

    そして感情コントロール。+2や+4を出されれば悔しい気持ちが出ますし、逆にうまく勝ち進むと気分が高揚します。その感情を抱えながらも、次の一手を考え、場を乱さずに続けていく。遊びの中でそうした体験を繰り返すことは、働く場面での心のコントロールにもつながります。

    UNOは一見ただのゲームですが、笑い合いながら「人と関わる力」や「気持ちを整える力」を練習できる、立派なトレーニングのひとつです。

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  • 昨日の大雨と今日の雨

    こんにちは。江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。

    昨日は本当にひどい大雨だった。外に出るのもためらうくらいで、傘をさしても全然意味がなくて、服も靴もすぐびしょびしょ。道を歩いていても、水があふれて小さな川みたいになっていて、なんだか落ち着かない一日だった。

    一転して今日は、同じ雨でもだいぶ違う。昨日の勢いが嘘みたいに、静かに降り続けている。窓越しに聞こえる雨音は、昨日の記憶があるせいか、やけに穏やかに感じる。外に出る気はしないけど、部屋の中で過ごすにはちょうどいい。

    こうして二日続けて雨に囲まれてみると、天気にずいぶん気分を左右されていることに気づく。大雨には振り回され、しとしとの雨には落ち着かされる。不思議なものだなあと思った。

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  • 秋はまだ

    こんにちは。江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。

    朝の風が少し涼しくて、あれ、秋かな?って思った。でも昼になったら普通に暑くて、汗だくで後悔した。天気に振り回されるのも、もう慣れたけど。

    スーパーに並ぶ梨とかサンマを見ると、季節は確かに進んでるんだろうなと思う。それでも自分の体はまだ夏仕様で、冷たい飲み物ばかり欲しくなる。

    夕方、虫の声がしても「ああ、秋だ」っていうより「まだ夏が残ってる音」に聞こえる。たぶん、心の準備ができてないんだろう。

    秋はまだ。そう言い張りたい気持ちがある。もう少しだけ夏にいてもいいだろう、って。

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  • 犬と文学と不条理な日常

    こんにちは。江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。

    犬と暮らしていると、ときどき本当に不思議な瞬間があります。全力で走り回っていたかと思えば、急に立ち止まって壁の一点をじっと見つめる。理由もなく吠え続けたり、耳を舐めあったりしているかと思えば、また何事もなかったように寝てしまう。人間から見れば「なぜ?」の連続です。でも犬にとってはそれが自然で、説明を求めること自体が間違っているのかもしれません。

    カフカの小説を読むと、まさにこの「理由のわからなさ」に似た感覚を覚えます。『変身』では、ある朝突然虫になってしまった青年が登場しますが、その出来事の理由は一切説明されません。『審判』の主人公は、なぜ裁かれているのかを最後まで知らされないまま物語が進んでいきます。読者は「どうして?」と考え続けるけれど、結局答えは与えられない。

    犬の不可解な行動と、カフカの不条理な世界。どちらも「わからなさ」に直面したとき、人間の側に問いを投げかけてきます。「理解できないことをどう受け止めるのか?」。そこにこそ面白さがあり、時には救いすらあるのかもしれません。

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  • カフカと働くことの不思議さ

    こんにちは。江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。

    20世紀の作家フランツ・カフカは、「不条理」を描いた小説で知られています。代表作『変身』では、主人公がある日突然、巨大な虫になってしまい、仕事や家族から切り離されていきます。

    突飛な話に聞こえますが、この「不条理」や「疎外感」は、現代を生きる私たちにとってもどこか身近です。

    たとえば仕事の場面。
    努力してもうまくいかないこと、突然の制度変更や予測不能なトラブル。自分ではどうにもならない出来事に直面したとき、カフカの登場人物のように「なぜこんなことが?」と思う瞬間があるのではないでしょうか。

    カフカの物語は、解決策をすぐに提示してくれるわけではありません。しかし、読む人に「どう受け止めるか」「その中でどう生きていくか」を問いかけてきます。

    これは就職活動やキャリアの歩み方にも通じます。
    社会は時に理不尽ですが、その中でも自分なりの折り合いをつけたり、新しい選択肢を見つけたりすることができます。

    カフカの小説は暗く見えるかもしれません。けれど、その不条理さを考えることで、むしろ「自分はどう働き、どう生きるのか」を見直すきっかけになるのです。

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  • アイスカフェラテと、仕事中の小さな休憩

    こんにちは江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。

    仕事やトレーニングに集中していると、どうしても頭が重くなったり、気持ちが続かなくなったりする瞬間があります。そんなとき、机の上に置いたペットボトルのアイスカフェラテを一口。冷たさが喉をすべり落ちると、少しだけ肩の力が抜けて、また作業に向かうスイッチが入るように感じます。

    カフェでゆっくり過ごす時間は特別ですが、職場や事業所の中ではなかなか難しいものです。そこで手軽に取り入れられるのがペットボトル飲料。自分のデスクに置いておける安心感、キャップを閉めればすぐに作業に戻れる便利さ。そうしたちょっとした工夫が、日常の働き方を支えてくれます。

    「飲み物を用意することなんて当たり前」と思うかもしれません。けれど実際には、適切に水分補給をする、リフレッシュのタイミングを見つける、自分に合った飲み方を工夫する――これらはすべて、働き続けるうえで大切なセルフケアのひとつです。

    例えば、午前中の作業が一区切りしたときに飲む。午後の眠気が出やすい時間に一口飲んで頭を切り替える。そんなふうに「自分のリズム」を意識しながら飲み物を使うことで、ただの休憩が“集中を取り戻す工夫”に変わっていきます。

    就労移行支援の場でも、こうした小さな工夫の積み重ねが就職後の安定につながります。特別なことではなく、日常にあるものをどう活かすか。その気づきが、働き方そのものを豊かにしていくのだと思います。

    ペットボトルのアイスカフェラテ。冷たくて甘くて、少しほろ苦い味わい。忙しい時間の合間に、ちょっとした自分へのご褒美として取り入れてみませんか?

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  • 暑い夏が続きます

    こんにちは江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。

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    毎日、息をするだけで暑さがまとわりつくような日々ですね。
    朝から蝉の声に急かされ、昼は照り返しに追い立てられ、
    夕方になってようやく、空がひと息つく。

    それでも、茜色の空や、夜にふっと吹く涼しい風に、
    「ああ、まだ夏も悪くないな」と思ったりします。

    冷たい飲み物に手を伸ばす瞬間や、
    夕暮れの道を歩くときの心地よさが、
    小さなご褒美みたいに感じられるこの季節。

    どうか皆さんも、無理をせず、
    夏を上手にやり過ごしてくださいね。

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