投稿者: kobushi_mizue

  • 梅雨の晴れ間に

    日曜の夜は関東は強風に襲われた
    令和元年房総半島台風(台風15号)は深夜に三浦半島付近を通過して東京湾を駆け抜け
    家屋の全壊・半壊や広域にわたり数日間の停電や通信障害をもたらし激甚災害にも指定された

    今回はそれに比べれば被害らしい被害はなく雨も風も少し強いかな?程度だったが、通所時間の利用者さんとの会話で「昨夜予定していたウォーキングに出られなかった」との声をお聞きした
    ならばと雨もやんで晴れ間が出てきた午後一のプログラムはウォーキングと決めましたww
    この時期、暑いのと異常に高い湿度で参加者は少なかったのですが(汗)
    行先は事業所からほど近いところに前から行ってみたかった所で、大正時代に創業して100余年の江戸風鈴の工房があり、さっそくスタートです
    コロナ禍の影響か?今は工房のガラス吹き・絵付けの見学のみは行ってないようで残念でしたが、展示された作品と数多くのゲストのサイン色紙を見せていただけました

    途中、江戸川区に多くある親水緑道を横目にゆっくり歩きながら、子供の頃の思い出を話し合ったのが和やかな雰囲気となり暑さを忘れることが出来ました
    小学生の頃だったか、下校の帰り道の小川に笹舟を浮かべて追いかけながら歩いたことや、冬場は雪玉を足で転がして鍛えて蹴とばし蹴とばし転がして帰ったことなど話は尽きません
    普段、事業所内ではあまり話さないようなことを色々話せてよかったです
    時間を超過して事業所へ戻ると、「それなら行きたかった」という声もあり、また企画して今度は大勢で歩いてみたいと思います

  • 昭和・平成・令和

    先日、大学時代の先輩から突然の召喚があった
    昭和時代の後輩としては当然断ることなど出来ずに仕事帰りに杯を交わした
    まあ年寄りの酒を飲みながらの会話などお決まりの懐かしい話題が延々と堂々巡りである
    その時の昭和の思い出が実に楽しくあっという間に夜が更けたのだった
    帰りの電車の中で利用者さんの印象に残る時代はいったいどんな話になるのだろうと、さっそく翌日のプログラムで話し合っていただいた

    参加者は昭和生まれではあるが、一番多感な時期を平成に過ごされた方が多くて私はひたすら聞き役に回っていた
    アニメのヒーローのお菓子やゲームに夢中になっていたことや、テレビ番組の思い出などは私はすでに取り残されておりwww
    そんな中でも圧倒的な生活の変化はコンビニの出現とパソコンの普及である
    平成~令和に至るパソコンの進化は凄まじいものがあり子供のころからWindowsやスマホに親しんで育った彼らは何の違和感もなくパソコンと時代を共有している
    これからの更なるパソコンの進化にも適応していくことだろう

    昔でいうところの明治生まれの爺ちゃんと化した自分ではあったが、最後に・・・・
    昭和の我々が子供だった時代に既に現在のコンピューター社会を予想し、形は人型ではあったがAIに支配されつつある現代を予言していた手塚治虫先生に話が及んだ時に初めて会話には入れた次第です

  • えどがわ百景探訪

    江戸川区では、街の魅力を更に高めるため「好きな景観」や「気になる景観」を募集し平成22年に「えどがわ百景」を選定、その後見直しを行い133の景観ポイントを定めています。
    小岩、鹿骨・篠崎、中央、小松川・平井、船堀・一之江、西葛西、葛西の7つのエリアに分けて探訪マップも作成されています
    今年も猛暑の予報の中、日頃から課題としている体力強化と暑さに対する身体慣らしを目的として昨日はウォーキングへと出かけてみました
    初回の昨日は軽めの片道1.5kmほどの武士の守り神と言われる椿八幡宮と江戸の面影を残す一之江名主屋敷を選びました

    調べていて絶対行ってみたかったのが椿八幡宮、地図を片手にうろうろ探したがなかなか見つからない
    思っていたよりも小さな社で道もかなり入り組んでいました
    やっと見つけて鳥居をくぐるとそこには立派な大銀杏が出迎えてくれました
    帰ってから調べてみると歴史は古くて鎌倉時代に鎌倉の鶴岡八幡宮の分霊として祠を建立したと書かれており納得したのでした

    利用者さんも普段歩きなれてなくて最初は渋々参加されたのですが、普段事業所内では話さないようなことを歩きながら話していると疲れを感じる前に到着し、帰ってからも楽しかったとの声も聞けて歩いてみてよかったなと思いました
    週末からは梅雨入りとの予報ですがまた晴れ間を見つけては第二弾・第三弾を企画したいと思います

  • 青い空、白い雲

    今日も真夏日になるらしい・・・・
    今朝のテレビを見ていたら、今年は梅雨が来ないかもしれないと話していた
    前代未聞である、そんな年はこれまでになかったそうだ
    しかしながら確かに最近の気候はおかしいですね

    子供たちが春に種蒔きをした朝顔は梅雨の時季に雨を浴びてぐんぐんと蔓を伸ばした
    夏休みを前にして鉢と一緒にカタツムリごと家に持ち帰る頃には、太平洋高気圧が張り出してきて梅雨明けと共に一気に夏がやってきて楽しい夏休みに突入
    これが日本の夏の始まりだったのにね

    今年はGW明けに蒔いた朝顔の発芽率が極端に悪かった
    毎年毎年、もう何十年ものルーチン作業なのだがこれまでにこんなことは無かった
    その後何度か追い蒔きをしてようやく発芽したのだが、いろいろ話を聞いてみると去年の異常な暑さがその原因なのかもしれないと言う
    朝顔は種類によって様々だが基本的に熱帯夜が続くと結実しないし種子が出来たとしても未熟で発芽しないらしいです

    さらに今朝の天気予報では今年の夏は昨年以上の暑さを予想していました
    いったいどんな夏になってしまうのか ? 皆様くれぐれもご自愛ください

    余談ではあるが、朝顔は朝日を浴びて咲くのではなく、前日の日没から一定時間経過したら咲くようにプログラミングされています
    したがって夜更かしの家では遅くまで部屋の電気で照らされてるために朝寝坊してしまうそうですよwww

  • さぁ! 避難訓練っ!

    こぶし瑞江では年2回の避難訓練を実施しています
    1回目は開所して間もなくで利用者さんも少なかったんですけどね(汗)
    今回は朝礼で午後のプログラムで実施しますと告知すると、いつもはプログラムに参加されない利用者さんも自主的に参加してくれました
    もうこれだけで大成功、皆さんの防火・防災の意識の高いことが判明しました

    こぶし瑞江は2階に位置していて、今回は1階の作業場から火災が発生したことを想定しての訓練です
    現場状況の伝達・消防署への通報・初期消火・避難誘導のそれぞれの意義や重要なポイント等々を説明して実際の避難経路に沿って建物の外へ移動し人員点呼
    一人の犠牲者を出すこともなく無事に脱出できました

    実際に火災が発生すると今回のように冷静に行動できなくなることや、勝手な行動により他の方に迷惑がかかること、何か忘れ物があったとしても絶対に建物内に戻らないことを確認しあい皆さんで話し合ってみました
    区指定の避難場所は片道2.1kmとかなり距離があり、現状の皆さんの体力ではなかなかハードルの高いことを痛感し、日頃から体力強化も必要と感じウォーキング等々体力づくりのプログラムも考え直さなくてはと実に有意義な訓練となりました
    また江戸川区は大きな川に挟まれ海面よりも低い地域も多く、火災だけでなく地震・津波とう防災対策も強化しなければなりません、ちょうどこの日の朝は石川で震度5強の地震が起きました
    避難訓練だけでなく日頃から防災の意識を高めてまいります

  • 住みたい街ランキング

    テレビでもよく話題になっている「住みたい街ランキング」について利用者の皆さんと話し合ってみました
    2024年の関東エリアは第一位が横浜で、大宮、これまで一位の常連である吉祥寺は三位に後退していましたが、あえて何の情報もなく基準も説明せず各自一位から三位までを記入し、プラス全国の都道府県も発表してもらいました


    すると選ぶ基準が人それぞれで意外な結果が出ました
    ・リアルに暮らしを考えて家賃・アクセス・生活環境を考える方
    ・下町の風情が好きで情緒を求められる方
    ・何度も行っていて土地勘があり馴染み深い
    ・地元愛から今の場所が一番いいと思う方
    ・現実味はないが憧れている街である
    ・お洒落で散歩もショッピングしても楽しそうだから
    ・ステイタス性を追求する方 等々
    実際のランキングもアンケート対象者が20~50才までと参加者とほぼほぼ同じ中でこぶし瑞江の第一位に輝いたのは「浅草」でした
    下町風情たっぷりで祭りや人情味あふれる街がその理由かと思いきや・・・
    人情味や温かな人と人とのお付き合いとかはあまり求められていないようでしたwww

    全国のランキングでは、故郷に帰りたい、旅行で行ったことがあり歴史に興味がある、リゾート性が高い、地元愛から今の場所を離れたくない等々、こちらも各々選考基準が様々でした

    街づくりという言葉をよく聞きますが、街は作るものではなく様々な思いをもってその街を選んだ方々が集まり、互いに協力し合って形成されていくものなのですね
    これからこぶし瑞江を卒業し就職してご自分の希望する街で暮らしていかれる方、はたまたまだ見ぬ出会いから希望とは異なる街で暮らされる方、いずれの方々も穏やかで幸せな人生を送っていただきたいものです

  • 昭和レトロブーム ?

    昭和を知らない若者世代を中心として昭和レトロブームが起きているようだ

    我々リアル昭和世代が、あゝこればあちゃんチにあったよね!、それも小さい時よくやってたよね!と追想にふける懐古的なものとは異なるようで・・・
    観光地やテーマパークでは「懐かしい」ではなく自分たちの知らない「新しい」ものとして、「エモい」などという造語が生まれるほどに昭和レトロは若者を魅了している
    今や一人に一台スマートフォンを持つのが当たり前になり、様々な情報が簡単に手に入り、だれでも簡単に世界中に情報を発信することが出来てSNSなどを通じて常にだれかとつながっている
    反面そのことにより情報過多で自身でも整理がつかず、常にだれかとつながり続けているストレスや不安感や嫌悪感を感じてもいる

    そういった中でレトロさを感じる物品や文化は現代の「しがらみ」を忘れさせてくれるような存在となっているのではなかろうか ?
    しかし、それを我先にとSNSで発信しているのを見るとそうでもないのかとも思ってしまう
    携帯電話すらなかった我々世代でも、仕事や人間関係に疲れると、たまに電話の繋がらない温泉に逃げ込んだりしていた

    誰かとつながっていたいが、あまり干渉されたくもない、その矛盾と葛藤から自分の知らないなぜか懐かしさを感じる昭和レトロに魅かれているのかもしれない

  • 五月晴れ?

    今朝、家を出る時から気持ちいい青空が広がり、昨日吹き荒れた風もようやく治まって、今日の午後は利用者の皆さんとウォーキングへ出かけようと決めてました
    日焼けが嫌な方もいらっしゃいますが、人間の体は日光を浴びることによって体内でビタミンDを作り出すことが出来ますし、毎日の健康維持にも必要な栄養素です
    また他にも、リラックス効果・体内時計をリセットできる・歯や骨を強くする・ストレス解消等々さまざまなメリットがあるんですね
    ビタミンDを含む食品は限られているため、日光を浴びないとビタミンDが不足するらしいです
    なによりも利用者の皆さんの今後の就職活動のためにも歩くことに慣れておいていただきたいです

    かく言う私も以前は営業職で通勤も仕事の移動も、ちょっと出かけるのにも車ばかりでほとんど歩くことがありませんでした
    それが今は電車通勤の駅構内の移動だけでもかなりの歩数になりますし階段の上り下りも結構あります
    最初は歩くのが嫌で嫌で仕方がなかったのですが、必要に迫られて自ずと歩くようになり、今ではまったく苦にならなくなっています
    少しづつ少しづつ歩いていたことにより体が慣れてしまったようです
    ただ大事なことはわかっていても、一人でウォーキングをするというのはすぐに飽きてしまうしなかなか続きませんよね
    これから暑くもなく寒くもなく気持ちいい季節となりますので機会を作ってみんなでウォーキングを楽しんでいきたいと思います

    気になって「五月晴れ」について調べてみたら・・・
    五月(さつき)とは旧暦の呼び方で、新暦では6月に相当します
    旧暦の5月つまり現在の6月は梅雨の時期に当たることから、元々「五月晴れ」は日本の気候の特徴である「梅雨の晴れ間」や「梅雨の合間の晴天」を指しました
    梅雨の長雨で空模様も人々の気分もいまいち優れない期間にふと晴れ間が見えた時に使う言葉です
    新暦5月のカラッとした晴天とは異なり、暑い夏の訪れを予感させる言葉だったのですね
    ちょっとフライングしてしまいました 笑笑

  • みどりの窓口削減凍結について思う

    昨日のこぶし瑞江のプログラムでは、新聞読解とまではいかなまでも先週明らかになった「JR東日本みどりの窓口削減凍結」について話し合うとともに思い出の旅について話し合いました
    新型コロナの感染拡大から4年、ようやく列車や駅に賑わいが戻った今年の大型連休前にJRのきっぷ売り場は大混雑、それもそのはず鉄道旅行需要がコロナ禍以前のレベルまで回復の一方で「みどりの窓口」が激減していた
    JR東日本で2021年に440あった「みどりの窓口」が現在では209、2025年には70

    程度まで減らす方針だったそうです
    それが今回、削減凍結となったのです

    利用者の皆さんに聞いてみると圧倒的に削減凍結どころか増やしてほしいという意見でした
    「指定席券売機」や「多機能券売機」や「話せる券売機」があるとは言うけれど、年に数回とかめったに利用していない人にとってはインターネット予約や指定席券売機に慣れていないし、何より券売機で後ろに人が並ばれると緊張してしまうというのがその理由でした
    また「みどりの窓口」では対面販売で、お得なチケットや便利な乗り継ぎなど親身に対応してくれていたとの事です
    中には、普段はそんなにパソコンに馴染んでない方でもスマホを駆使して指定席の予約をされている方もいましたが、やはり慣れていないと発車時間が迫ってきて焦ってしまうのが嫌ですと・・・
    いったん廃止してしまった窓口はすでに次の利用方法で活用され元に戻すことが難しい事情もあるようですが、まだまだインターネットや券売機に対応できないお年寄りやパソコン難民のためにも双方バランスよく検討してほしいものです

    そんなこんなの話の中から時間を気にせずに足の向くまま気の向くまま的な旅をしてみたいというのが皆さんの思いでした