投稿者: kobushi_mizue

  • 就労移行と“出席のプレッシャー”

    こんにちは。江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。

    就労移行に通い始めると、「毎日行かなきゃいけないのかな…」と不安になる方が少なくありません。学校のように皆勤を求められるイメージを持っていると、休むことに強い罪悪感を抱いてしまうこともあります。

    でも、就労移行は学校ではありません。
    「毎日必ず通う」ことが目的ではなく、働く準備を整えるために“自分に合ったペース”で通うことが大切なのです。

    週に2日から始めてもいいし、午前中だけの通所からスタートしても構いません。徐々に時間や日数を増やしていくことが、将来の安定した就労につながります。

    私たち支援員にとっても、休んだからといって「ダメ」ではなく、むしろ「なぜ休んだのか」「どうすれば次に安心して来られるか」を一緒に考える機会になります。

    出席はプレッシャーではなく、ステップ。
    毎日でなくても、自分のペースで積み重ねることが、確かな成長につながります。

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  • なんといってもプログラムが楽しかった!

    こんにちは。江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。本日は卒業する利用者さんの言葉をお届けします。

    就労移行支援に通い始めたときは、不安や緊張でいっぱいでした。毎日続けられるかどうか、生活のリズムを整えられるかどうかも心配でした。でも、実際に参加してみると、なんといってもプログラムが楽しかったのです。

    パソコンやビジネスマナーの訓練だけでなく、グループワークや軽作業の時間など、さまざまな体験ができました。仲間と一緒に取り組むことで自然と笑顔になり、「また来よう」という気持ちにつながりました。支援員さんも温かく見守ってくれて、失敗しても「次に活かせばいいよ」と声をかけてくれたので、安心して挑戦できました。

    そんな日々を重ねるうちに、生活のリズムも整い、自分に自信が持てるようになりました。気がつけば、報告や相談といった社会人に必要なスキルも少しずつ身についていて、「働いてみたい」という思いが膨らんでいきました。

    そしてこのたび、無事に就職が決まりました。楽しみながら学び、自分の力を信じられるようになったことが、就職につながった一番の理由だと思います。これからも、ここでの経験を大切に、新しい職場で一歩ずつ成長していきたいです。

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  • スクラッチアートで“無”になれた日

    こんにちは。江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。

    今日のプログラムはスクラッチアート。
    黒いシートをカリカリ削っていくと、下から色が出てくる、あれです。

    最初は「どんな絵にしようかな」とか「きれいに仕上げたいな」とか、頭で考えていたんですよ。けれど、削りはじめると、だんだんどうでもよくなってきて…。ただペン先を動かすことに集中してしまう。

    カリ、カリ。
    単純な音と感触が気持ちよくて、気づけば無心。
    横で「楽しい!」って声が聞こえても、返事を忘れるくらい。

    不思議ですね。
    普段はあれこれ考えてしまうのに、スクラッチアートをしている間だけは頭が空っぽになれる。
    うまく描けるかなんて気にしない。ただ削るだけで、ちょっと心が軽くなる。

    終わって振り返ったとき、「あぁ、こういう時間って必要なんだな」と思いました。
    作品そのものよりも、“無になれた自分”が残った感じです。

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  • プラバン2回目

    こんにちは。江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。

    みんな、プラバンの扱いにもだいぶ慣れてきている。描き方や切り方もスムーズで、「この色は透けてきれいですよ」とか「丸く切るとかわいいです」なんて、アドバイスまで飛び交う。

    オーブントースターの前に集まるのも、もうお決まりの光景。熱でくるんと丸まって、小さく縮んでいく板を見つめる時間は、やっぱり盛り上がる。思わず「おおー!」と声が出るのは変わらない。

    出来上がった作品をテーブルに並べると、自然に笑顔や会話が広がっていく。「これ名札に使えそう」「こっちはストラップにしようかな」。それぞれの工夫や発想を見せ合うやりとりは、ちょっとした展示会みたいだ。

    就労移行のプログラムの中で、こうした創作の時間は肩の力を抜ける瞬間でもある。集中して作業する練習にもなれば、何より「できた!」という手ごたえを実感できる。

    小さなプラバン一枚に詰まっているのは、技術だけじゃない。みんなで一緒に取り組んだ、その過程そのものが、次へ進む力になっていく。

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  • UNOで学ぶコミュニケーションと感情コントロール

    こんにちは。江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。

    今日のプログラムでは、みんなでUNOをしました。カードを出すというシンプルな動作の中に、就労に役立つポイントがいくつも隠れています。

    まずはコミュニケーション。順番を確認する声かけや、「やった!」「あー!」といった自然な反応が、場を和ませます。普段は口数の少ない方も、カードを出す場面では思わず笑顔になったり、一言声を発したりする。そうしたやり取りが人間関係をつなげるきっかけになります。

    そして感情コントロール。+2や+4を出されれば悔しい気持ちが出ますし、逆にうまく勝ち進むと気分が高揚します。その感情を抱えながらも、次の一手を考え、場を乱さずに続けていく。遊びの中でそうした体験を繰り返すことは、働く場面での心のコントロールにもつながります。

    UNOは一見ただのゲームですが、笑い合いながら「人と関わる力」や「気持ちを整える力」を練習できる、立派なトレーニングのひとつです。

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  • 晴れてるけどこれから雨

    こんにちは。江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。

    今日は朝から気持ちよく晴れていた。窓から差し込む光が部屋を満たし、外に出ると空は澄み渡っていて、まるで夏の名残を惜しむような陽気だった。風も柔らかく、少し歩いただけで気分がほどけていく。こんな日は、つい「今日は一日中いい天気だろう」と思い込んでしまう。

    けれど天気予報では、夕方から雨になると言っていた。午前中はあまり実感がなかったが、午後に入ると少しずつ空の表情が変わってきた。西の空に雲が集まり、白から灰色へ、そして濃い影を落とすように広がっていく。まだ陽射しは強いのに、遠くから湿った空気が運ばれてくるのが分かる。

    晴れているのに、これから雨が来ると知っていると、同じ景色も少し違って見える。木々の葉の揺れや、鳥の鳴き声にどこか緊張が混じっているように感じられる。まるで街全体が、これから訪れる雨の気配を察して、静かに備えているかのようだ。

    人の一日も天気に似ている。気分が晴れている時に、急に雲が広がるような出来事が起こることがある。逆に、雨だと思っていたのに、ふと空が割れて光が差し込むこともある。予報どおりにいかないところも含めて、移ろう天気は私たちの日常そのものを映しているのかもしれない。

    夕方、窓の外を見上げると、空はすっかり厚い雲に覆われていた。まだ雨粒は落ちてこないが、空気はひんやりとして、いつ降り出してもおかしくない。そんな緊張感の中で過ごす時間も、なぜか悪くない。晴れた時間を味わったからこそ、これから訪れる雨を少し楽しみにも感じる。傘を片手に、変わりゆく景色を歩いてみようと思う。

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  • 本日のプログラム:まちがい探しで集中力アップ!

    こんにちは。江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。

    本日のプログラムでは「まちがい探し」を行いました。
    今回のまちがい探しは「サイゼリアのまちがい探し」です。
    レストランのサイゼリアにまちがい探しがあるのは知っていますか?
    知っている方はこのまちがい探しに苦戦した人もたくさんいるのでは?
    本日はこの簡単そうで難しいサイゼリアのまちがい探しに挑戦しました!!

    ⇧今回チャレンジしたまちがい探しのひとつがこちらです。
    10個まちがいがあるのですが、大体6~7個くらいしか見つけられない・・・
    3問チャレンジしましたが全問正解した人は居ませんでした・・・
    やってみると難しいサイゼリアのまちがい探し。是非チャレンジしてみてくださいね。

    「まちがい探し」という一見すると遊びのようなこのプログラムですが、実は集中力・観察力・認知力を高めるための立派なトレーニングなんです。
    就労に向けたスキルアップの一環として、楽しみながら力をつけられるのがこのプログラムの魅力です!
    今後も、就労に役立つ力を育てるための取り組みを、さまざまな形で行っていきます!
    次回のプログラムもお楽しみに☺

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  • プラバン作りに挑戦!

    こんにちは。江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。

    先日のプログラムでプラバン作りに挑戦しました。
    透明なプラスチック板に好きな絵をかいてもらうのですが、絵を描くことが苦手な利用者さんは
    下絵を写すという方法で好きなイラスト板を作りました。
    個性豊かな作品が次々と生まれました。

    オーブンで焼いて縮んだ瞬間、「わぁ!小さくなった!」という歓声があちこちから。
    オーブンの中で反り返ったプラバンが縮んでいく時、縮んだ板がくっつかないように
    「頑張れ~!」と必死に応援してくれる利用者さんもいました(笑)

    このプログラムを通して、集中力や手先の動きだけでなく、「自分らしさを表現する楽しさ」も感じてもらえたように思います。次回は季節のテーマでまた作ってみたいです。

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  • 昨日の大雨と今日の雨

    こんにちは。江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。

    昨日は本当にひどい大雨だった。外に出るのもためらうくらいで、傘をさしても全然意味がなくて、服も靴もすぐびしょびしょ。道を歩いていても、水があふれて小さな川みたいになっていて、なんだか落ち着かない一日だった。

    一転して今日は、同じ雨でもだいぶ違う。昨日の勢いが嘘みたいに、静かに降り続けている。窓越しに聞こえる雨音は、昨日の記憶があるせいか、やけに穏やかに感じる。外に出る気はしないけど、部屋の中で過ごすにはちょうどいい。

    こうして二日続けて雨に囲まれてみると、天気にずいぶん気分を左右されていることに気づく。大雨には振り回され、しとしとの雨には落ち着かされる。不思議なものだなあと思った。

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  • 秋はまだ

    こんにちは。江戸川区瑞江駅から徒歩2分の場所にある就労移行支援事業所のこぶし瑞江です。

    朝の風が少し涼しくて、あれ、秋かな?って思った。でも昼になったら普通に暑くて、汗だくで後悔した。天気に振り回されるのも、もう慣れたけど。

    スーパーに並ぶ梨とかサンマを見ると、季節は確かに進んでるんだろうなと思う。それでも自分の体はまだ夏仕様で、冷たい飲み物ばかり欲しくなる。

    夕方、虫の声がしても「ああ、秋だ」っていうより「まだ夏が残ってる音」に聞こえる。たぶん、心の準備ができてないんだろう。

    秋はまだ。そう言い張りたい気持ちがある。もう少しだけ夏にいてもいいだろう、って。

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