障がいを抱えていても、自分には何かできることはあるのではないか。あきらめることなく何かにチャレンジしていく・・・という気持ちはある。しかし話すことが苦手だし、PCもわからない、とにかくきっかけがあれば一歩を踏み出したい、まずは肩の力を抜いて通うこと、体調を整えることから始めたいーー
就労移行に参加することは社会復帰への第一歩にすぎません。就職で経済的自立を実現するとともに、自分自身が社会の中で必要とされている存在であると実感すること、そして今よりも「成長した未来の自分に出会うこと」が最終的な目標となります。これらをサポートするための羅針盤(らしんばん)として、こぶし瑞江(東京都江戸川区)は利用者のみなさまを支援していきます。
あまり有名ではありませんが、辛夷(こぶし)の花言葉のひとつに「負けん気の強さ」というものがあります。これは文字通り「ガッツポーズ」=頑張ろう、あきらめないことに通ずる部分があると思います。
しかし、人間というものは頑張ってばかりいるとどうにも疲れてしまうのも事実だよなあ・・・と少し考えてみました。
人がこぶしを握りしめているときとは一体どんなときでしょうか。怒りを必死にこらえているとき、誰にも言えない苦しみや悩みをじっとこらえているとき、もしかしたら何かに熱中しすぎて自分自身を見失っているときかもしれません。
一説によると、こぶしの花は人間の拳に由来して名付けられたとも言われています。こぶしの花は、桜に先駆けて春の訪れを告げるものでもありますが、人間の拳のようなかたちのつぼみが、手のひらのように開花することでも知られています。
ひとりで頑張ったり、悩み、苦しむことも人間である以上、時には必要かもしれません。でも、相談できることは誰かに話してみると、こころが軽くなったり、それが自分自身を見つめ直すチャンスになり、道が開けてくることもあるでしょう。
ーーーこぶし瑞江の「こぶし」には、かたく握りしめられた皆さんの「こぶし」がどうか見事に開花しますように・・・という願いが込められています。
自分の伝えたいことがうまく伝えられない、相手がどう考えているかわからない、相手の話に適切な返しができないという「3ない」を克服するための「達意のコミュニケーション」を軸にカリキュラムを作成します。
体調や目標など、今の自分にあったスケジュールでスタート。利用者様一人ひとりの就職に向け、親身に相談に乗りながら個別にアレンジしていきます。 個別の特性を客観的に理解することで得意を更に伸ばし、苦手分野の対処法を身につけられ、楽しみながら着実に目標に近づきます。
ハローワーク、就労支援センター、障がい者雇用企業支援協会、特例子会社連絡会などと連携。利用者様の希望職種等により、独自に職場開拓も行います。就職後のご相談にも、利用者様の立場で企業と関わり、利用者様一人ひとりを個別にフォローしていきます。
| ご利用料金 | 利用料はほとんどの方が無料です。 所得に応じて利用料金の本人負担(1割)が発生する場合があります。 |
| 利用対象者 | 身体・知的・精神障がいをお持ちの方で、就労・社会復帰に向けた訓練を受けたい18歳以上65歳未満の方 |
| ご利用定員 | 20名 |
| 支援期間 | 最長24ヶ月利用可能 |
| 利用時間 | 月〜土 10:00〜15:00 ※利用時間、曜日は個別に対応させていただきます。 |